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冗談を言う人は、自分の本心を隠すために「冗談」というオブラートに包んで言葉にしているため、やや屈折した思いがある人が多く、敵意とか嫉妬心が心の裏に隠されていることもありますが、ダジャレを言う人は、もっと単純明快な性格です。 冗談はウケないと場がシラけることがありますが、ダジャレなら多少ヘタでも「50点」などとおちょくられながらも、人を傷つけることはありません。
ダジャレの場合は、相手の気持ちを深読みすることはないし、周囲を楽しませて和やかにする効果がありますので、連発しても誰も違和感なく受け入れてくれるでしょう。 ダジャレが冗談と違うところは、あまり深く考えずに頭に浮かんだことをそのまま単語にして出せばよい、という点です。したがって、ダジャレを連発する人に悪意はなく、ただ周囲を笑わせていい気分になりたいというだけの場合がほとんどです。 つまり、ただの目立ちたがり屋ですので、ダジャレのほうが連発しやすいのです。
そういうダジャレを連発する癖のある人は、とにかく自分が目立って注目してもらいたいのです。その心の奥にある心理は、自己顕示欲の強さがあります。 ですから、ダジャレを得意とする人は、学校では勉強やスポーツ、会社では仕事などの実績があまりなく、自分を自己表現できる手段がないため、ダジャレを飛ばすようになるのです。 ダジャレを飛ばすことで、自己顕示欲は満たされるのです。 少なくとも、ダジャレを言うと、周囲の者は適当におもしろがってくれるので、とりあえず、受けようが受けまいが、その場の主役に一瞬なれるのです。 兄弟姉妹の中でも、ダジャレをよく飛ばすのは、長男、長女以外が多いといわれていますが、これなども、どうしても弟や妹で生まれると、長男や長女ほど親から面倒を見てもらえないケースが多いものです。 それらが不満になって、親から注目してもらいたいという気持ちが強まり、そのための必要な方法として、ダジャレを言って注意を引くことを覚えるのです。 |
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