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よく職場の中で、仕事の進め方や、現在問題になっている事案などについて、仲間同士で議論を戦わせているときに、いつも出しゃばって自分の意見を開陳する人はいませんか。 もちろん、それが仕事を進める上で参考になる意見なら別に問題はないのですが、ただ、知ったかぶりで「現在は、これこれでこういう状況になっており、以前にも同じような状況が発生したことがあります」などと言って、「自分はどうしたいのか」という意見は一切言わないのです。
何の結論も出さずに解説するだけの人が、職場には必ずひとりはいるものです。 「この件については、過去に同じような事例があります」 「最近では、こんな判例も出ているようです」 などと語るだけなのです。 要は、一つのことについて、「ああもいえる」「こうもいえる」と、いろいろな意見や見解を解説していくだけなのです。 @ 学識があるように見えても知識を披露するだけで役に立たない このような解説をする性格の人は、一見、学識があり、論理的に物事を説明しているようにも見えますが、職場は大学ではなく、あくまで、ビジネスを成功させるために議論するわけであるから、知識を披露しただけでは、誰の役にも立たないのです。 ですから、解説するだけの人の性格・本性は、自分で何の断も下さず、自己保身型で、臆病者なのです。 A 解説者気取りの人は自分で責任を持たない 最終的に、誰が責任を持つかといえば、どの世界でも、決断を下した人になるわけですから、解説者気取りの人は、責任を持たないように意見を述べるだけで、最終的な自分の判断や結論めいたことは一切言いません。 結論については聞き手に回り、自分なりの結論を語ろうとはしないのです。 誰でも、何かの議論で白黒をつけようとするときには、いろいろな議論が百出して、非常なプレッシャーがかかってきます。 当然、反対意見で徹底的に叩きのめされることもあるでしょう。 解説者気取りは、そういう反撃に自ら身をさらすことを避けているだけなのです。ですから、臆病者で、我が身がかわいいだけなのです。 |
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