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会話が成立するには当然ながら、話し手と聞き手がおり、お互いに話を真剣に聞いてくれ、投げ返してくれる聞き手の存在があってこそ、会話は成立します。 会話をするとき、話し手に対して同意、確認する聞き手のしぐさがあり、一般に「相手の言葉をくり返す」「うなずく」「相槌を打つ」という三つですが、そのしぐさに浮かび上がる性格や心理を見てみましょう。 ここでは、同じ言葉を繰り返し話してしまう人の心理を紹介します。
たとえば、「それなら使っているわ」「そうですか、既に使っていらっしゃる」「そう、使い心地がいいわ」「使い心地は満足している」など、よくセールスマンが売り込むときの会話にみられるパターンです。 このように忍耐強く、一つひとつの会話を真剣に聞かれると、相手もないがしろにできなくなり、話し手のほうも次第に核心の話をしてしまうのです。 相手の話をくり返すことで、相手に「私はあなたの話を真剣に聞いていますよ」というメッセージを送ることができるのです。 そのほか、いろいろな心理が見えてきます。
まず、会話の最中、話し手が自分の言葉に自分でうなずくというものがあります。 「ええ」とか「うんうん」などと合点させる言葉を話しに挟み込むのです。 たとえば、「・・・・というわけです、ええ。そうでしょう」というように、まるで一人芝居のように話し手と聞き手の会話をこなしてしまう人がいます。 このように自分の主張に納得するような話し方をする性格の人は、自分に絶対の自信を持っていることが多いといえます。 またもうひとつの見方は、自分で相槌を打っていることから、相手に反論の余地すら与えない頑固者であるという心理も読み取れます。 |
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