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まばたきの回数は、1分間あたり約37回だそうですが、そのまばたきは、何か困ったことについて相手が話しかけてきたとき、とたんに増えます。つまり、まばたきの急増は、ウソと、図星をさされた困惑のサインです。見落とさないことです。 【あなたの対処法】 ★ですから、あなたは、相手が急にまばたきが増えてきたら、あまりこの人の言っている言葉を信用しないのが賢明です。 そして、もしもまばたきが突然増えた話題があなたに重要なことであれば、相手と同じ話を続けるよりもあなた独自で調査を進めるほうがいいでしょう。 突然にまばたきが増えるような会話をする人と長々話していてもその内容がホンネとは別のことが多く、結果としては、仕事の能率も上がりませんから。
表情がクルクル変わる人は、「うまく演技をしたい」という演技欲求が強いので、だまされないように用心することです。特に人を騙して何かを売りつけようとしている場合には、表情に変化が富んで、演技力が増すため、相手の芝居に騙されないことです。 【あなたの対処法】 特に商談のときなどに、相手が早く売ってしまおうと考えているときには、売ることを目的にして、その説明のためには、生き生きとした表情をその都度作ってしまうものです。注意すべきです。 表情をつくる表情筋は大脳の命令によって動く筋肉ですので、望外の望みを持ったり、売ろうとしてファイト満々になったりすると、意識的にその情熱がエネルギッシュに表情筋に命令を出し、表情はくるくると変わりだすものです。 ★このような状態になると、何かの演技をしていることに気がつくことです。
下唇の舌なめずりは、無意識の焦りのサインであるので、そんな人はあてにしないことです。 普通の状況では、舌なめずりは、よほど空気が乾燥して唇がカサカサしない限り、あまり表れません。 たとえば、仕事仲間や部下などがやたらに下唇をなめていたら、必要以上の仕事を押し付けられている可能性があります。彼への依頼や仕事の量をチェックすべきです。 【あなたの対処法】 ★相手の顔に下唇の舌なめずりが数回出たら、もうそれ以上追い詰めないことです。 あなた自身も、ふと気づいて自分が舌なめずりをしているというような時は、あなたが思う以上に今抱えている課題が困難なのです。 自分の焦りの直接で具体的な原因は何なのかと、しゃべり続けないで話をやめて、しっかりと自分の心を見つめ直すことで、失敗が少なくなるでしょう。 唇をなめなめ次の行動に移ってしまうのは、本当に危険なことです。
商談や会話中に。目が左右にあてどもなく泳いでいたり、その動作が何回か繰り返されている人は、自信のなさのサインです。 私たちは、自信がない時、周りの人が何をしているのか気になり、そのために、左右の状況を確認しようとします。そのような本能的な不安解消の欲求に突き動かされて話しをしている時に、つい右や左に視線が泳ぐという不安定な目の動きになって発生するのです。 【あなたの対処法】 ★あなたが仕事を組もうと仲間に相談した時に、相手が「いい話だ。僕も一役買いますよ」と言いながら泳ぎ目をしたら、まずストップです。 その人とタッグを組んでも、あまり実力がないのに突っ張ったり、見栄で「イエス」と言っているかもしれないからです。 あなた自身の問題としても、クライアントや上司に何かを頼まれて、「はい、力いっぱいやってみます」と言ったあとで、ちらりとでも横への流し目をしないように気をつけることです。 横に視線が動くと、相手も、「自信のないサインだ」と見破るでしょう。
目が上を向いて泳いでいる時は、過去を思い出したり、楽しい過去について回想している時のサインです。安心して会話を続けてもいいでしょう。 一般的に人間の視線は、今までに起きたことを思い出そうとすると、何か上のほうを探って見るような目つきになります。 実際にあったことを回想するのですから、とくに人に隠す必要もなく、しかも、それが楽しいことを思い出すのですから、何もはばかることはありません。 【あなたの対処法】 もし、あなたが、「君はモテてモテて身が持たないだろう。いったい今まで何回いい思いをしたんだい?」と聞いて、相手が「えー、そんなでもないですよ」と言いながら上のほうを見てキョロキョロすれば、あなたの質問は的を射たもので、彼には「身に覚えあり」の楽しい思い出があると判断してよいでしょう。 逆に、言いにくいことについては、この方向に視線は動きません。本心を読み取られることへの警戒心があるからです。 ★あなたの同僚や友人がこんな上への泳ぎ目をしたら、大体はハッピーモードにあると思って、楽しく話しを続けましょう。
職場で上司から大きなプロジェクトを頼まれたような時、頼まれた部下の目が下を向いて泳いでいるようであれば、彼が思案中で、しかも「もしかしたらそれは無理かもしれない」と思っているサインです。 自分の技量に自信がないので、パッと顔を上げて、しっかり相手の目を見て「できます」とは言えない。かつ、そのことを人に悟られたくないという欲求があるときの思案中は、下向きの泳ぎ目になるのです。 【あなたの対処法】 もしも、あなたが会社で上司に配置換えの申請をして、「うーん、そうだね、多分できると思うよ。ちょっと今度の会議にかけてみようか」と言いながら、上司が下向きの泳ぎ目をしたら、上司にとってもそれは自信がなく、かけてみると言ったけれども、もしかしたら思案の末、会議にかけないかもしれません。あなたはそれぐらいの覚悟をすべきところです。 もしも、あなたがこの上司のこんな目つきに気づいたならば、もうちょっと頼りがいのある別の上司に相談するか、配置換えは今は言い出さないほうがよいでしょう。 ★思案中の人を追い詰めると、逆効果になります。
私たちは嘘をつこうと思った時、比較的簡単に口のまわりの筋肉群、口輪筋(こうりんきん)を、意思にしたがって自由自在に動かすことができるものです。 嘘でも楽しそうに微笑んでみたり、愉快そうに大口を開いて笑ったりができます。ですが、その時に目まで楽しくするということはなかなか、訓練された俳優さんでない限りできるものではありません。 つまり、口だけ笑って目のまわりが動かないのは、嘘つきの最もわかりやすいサインです。 【あなたの対処法】 ★相手の顔にこんな上下チグハグな動きが見て取れたら、あなたはとにかくその人を信用しないことが肝心です。 いい話を持ち込まれた場合でも、まずは半信半疑で、しっかり真実がわかるまで軽はずみな返事をしないようにしましょう。 よく言う「お世辞笑い」がまさにこれですから、あなた自身もあまり口だけの笑いをしないことをおすすめします。結局は、信用が下がることになりかねません。
口の中を見せるのは、人間にとって無防備の証です。それは自信がある時しかできないスマイルで、絶好調のサインです。 実際に快感が心からこみ上げる時、ビジネスも家庭も体調もすべて万全という状態で、さらに愉快な話などを聞くと、この大口笑いが生まれます。 自信満々、愉快でたまらないという時は、口を大きく開け、かつ頬の筋肉の大頬骨筋に力をぐっと入れてもちあげて、筋肉がしっかりくっきりと盛り上がっています。 【あなたの対処法】 ★こんな笑い方をしている人に会ったら、安心して仕事をお願いしたり、相談事を持ちかけたり、取引の対象にしたりすることができます。 さてあなたも、何か内心は困ったときでも、アッハッハと声を出しながら、大きく口を開けて豪快に笑い飛ばしてみませんか。思い切ってそんな顔で笑ってみましょう。意識的にそうすることで、パフォーマンス心理学で呼ぶ「対自効果」(自分に対する効果)も働いてきます。 「してやったり」表情が、素晴らしい快挙を成し遂げた過去の快感の体験を、あなたの脳に逆にフィードバックして、それが愉快な気持ちをあなたに呼び覚ましてくれることもあります。
鼻にシワを寄せて相手を見る時、それは嫌悪の感情、あるいは軽蔑の感情を表していることがほとんどです。嫌悪感はまず、どんな顔に出るのでしょうか。 上唇が引き上げられ、下唇も一緒に上唇のほうへ押し上げられるか、あるいは逆に下唇は下げられて、わずかに突き出るようになります。 鼻根に縦ジワや横ジワが寄る、頬がもち上がる、下まぶたの下にシワができて、上眼瞼挙筋を使ってまぶたがギュンと押し上げられます。 【あなたの対処法】 ★あなたが上司や部下の顔に嫌悪や軽蔑のサイン、つまり鼻のシワ寄せを見つけたら、何か誤解がある場合は、早くそれを解く努力をしましょう。 無視しても仕事に差し障りのない相手なら、見て見ぬふりもひとつの手です。 軽蔑され、嫌悪されている時、何を言ってもマイナスに取られることが多いからです。
何か言われた時に、ピクリと眉間にシワを寄せることがあります。 そこに縦ジワが一本、あるいは三本寄ると、実際に今、目の前に起きていることは困難だったり、不愉快だったりしてノーと言いたいのですが、今すぐノーと言えないという葛藤の気持ちを表しています。 たとえば、会社で部下が計画書を上司に具申するような時に、上司としては、 「はっきりノーと言ってしまったら、部下はガッカリするかもしれない。でも、これはあまりいいとは思えない。一週間徹夜をしたというのだから、いきなりノーと言えない。」ということで、上司の眉間に縦ジワが寄ることがあります。 【あなたの対処法】 ★「イエス」か「ノー」かと聞いて相手の顔に眉間のシワが見えたら、「これはどうもあまり見込みがない」とさっさと次の対策を講じることです。 あなた自身も、人から何か言われた時に面白くないなと内心思えば、思わずそれが眉間のシワになって表れますから、時々鏡でチェックして、いやなことがあっても眉間にシワを寄せないように努力することが大切です。 困ったときに、眉間のシワを何回もやっていると癖になって、実際に困ったことが起きていない時でも縦ジワが取れなくなってしまうことがあります。特に女性の場合、美容の面からもよけいに注意が必要です。 ⇒続きはこちら |
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