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目を細く開けて、かつ見つめているという視線は相手の発言への反感や疑いのサインであることが多いです。 「何を言っているのか。そんなことを言ったって役に立たないよ」という思いでしょう。相手の言うことを信じていない場合にこんな目つきが出ます。 【あなたの対処法】 ★あなたが上司に昨日仕事がどうしても間に合わなかった説明をしに行った時に、上司がふと目を細めて、かつなお、あなたの顔を見ている感じの目つきをしたら、これは疑いをかけられているなと早く気づくことです。 釈明のできることがあれば、その時にきちんと言えば結構ですが、もしも相手が疑い深い人、猜疑心の強い人だった場合は、何か言えばよけいに疑いをかけてきます。 そんなわけでまぶたを細く開けて人の心を探るような目つきをする上司や同僚、部下は、相手にとって実はあまり付き合いやすいとはいえません。 彼らは疑いや反感反発などの本心を隠していて、ある時突然、牙をむいたりしますから、要注意の人物です。 あなた自身も「半眼開き」で人の話を聞くようなことは絶対やめましょう。 相手はバカにされたとか、無視された、と感じてロクなことにならないからです。
もしも、あなたが会議に出席していて、誰かがまぶたを閉じて無表情になって眠っているのか、それとも、ただまぶたを閉じているのかの違いは、なかなか気になるところでしょう。 その違いは首の傾きとまぶたの組み合わせで見破ることができます。 まぶたを閉じていて、首もまた前方に垂れ下がってきている場合は、本当に眠くてまぶたを閉じているのであるし、アゴをやや突き出してリップラインをキュッと結び、まぶただけ閉じているのは、退屈したり、自分が反対意見を持っていたりして、長い会議を耐えている場合の表情です。 【あなたの対処法】 こんな表情をして上司の話を聞いていれば、いつか必ず上司は「あいつはなんと生意気やヤツだ」というふうに思うことでしょう。 ★「眠っているように見えること」は、反対意見がある、バカにしている、退屈である、というサインとして受け取られますので、ただちに訂正しておくのがいいでしょう。
遠い夢、はるかな夢、高い目標、このようなことを語る時、私たちの視線は遠くを見つめるような視線になります。 下まぶたの筋肉が少し上がって、両目の両端が下がって真ん中が上がっているように感じることもあります。 こんな目をたびたびするのは、目先の仕事のほかに遠大な希望を持っている人が多いものです。 新入社員でもベテランでも、時々こんな目で遠くを見つめ、しかもその視線に力がある人は、話をよく聞いてみるとクリエイティブが高く、努力家です。 その反対に、人の悪口や愚痴ばかり言っている人の視線は、上方を見ずに、いつも水平より下を向いて話をするのが特徴です。表情変化も少なくて、いわゆる「無表情」な感じがするのも特徴です。 【あなたの対処法】 あなたが人と話をするときの視線の方向性は、その人の会社における能力や価値、夢などを自然に表しています。 ★まさかと思ったら、あなた自身がどうぞ明日からこんな目をして話をしてみてください。とてもロマンティックに見えますし、何人か夢を持った素晴らしい素質の人々が集まってきます。 目つきにおいても「類は友を呼ぶ」の゛す。
これを同調動作と呼びますが、この動作は日頃好意や好感をもっている相手、尊敬している相手に対して起こす動作です。 視線にも同調動作があります。日頃の好意は、その人が見た方向を同時に見るという視線の動きになって表れます。 なぜそうなるのかは、意外にその理由は簡単です。 彼や彼女が異性に対して強い好意、関心、関与の気持ちを持っているので、別の話に熱中していても、いつも視線に彼や彼女の行動が入っているからです。 【あなたの対処法】 たとえば、会社で会議などをしていて、誰がどの派に所属しているのかいちいち口に出して詮索せずとも、誰が誰の視線に同調動作を起こすかしっかり観察するといいでしょう。 誰かが立ち上がったら続いて立ち上がる、誰かが肘をついたらもう一人も肘をつくというような大きな同調動作は、周りの人にも目立つので、当の本人も用心深くなってなかなか素直に同調動作を発信しない場合があります。 ですが、視線は正直です。ふいと自分の好意のある人と一緒の方向に視線が動いてしまうのです。 ★あなたも、視線の動きに注意すれば、誰と誰が好意を持っているかがすぐにわかるでしょう。余分なトラブルを避けるためにも、この視線の観察は大切です。
女の結婚詐欺師は相手の目を見て微笑むそうです。目をしっかり見つめてニッコリして言葉を交わすということです。 相手の目を見つめて微笑むというのは、次の3点の効果があることがわかっています。 @ 相手の警戒心を解く。 A 相手に親密感を伝える。 B 相手のやる気を喚起する。 特に、このAの親近感を伝えるのは、目を見つめながら微笑むのが一番いいそうです。 【あなたの対処法】 たとえば、忙しいお医者さんでも、患者さんの目を見つめながら微笑み、「お大事に」といえば、それだけでも、患者さんは本当に励まされるものです。 見つめながら微笑むだけで本当に患者さんをホッとさせることができるようです。 ★ですから、相手に親しさを伝えたいと思ったら、上手な言葉を探すよりも、目を見て微笑むのが手近で時間もかからず、おすすめできる方法です。 明日、会社で、これと思う親しくなりたい相手に試されるといいでしよう。
ある上司が部下の失敗をひどく怒ってしまって、部下は次の日に「仕事を辞めさせてほしい」と申し出たそうです。上司が怒った時の部下の状況は、この上司の目を見て聞いていたそうですが、同時に、この部下は下唇を強く噛み込んでいたということです。 下唇を噛むという動作は、悔しさや、こんなことをしなければよかったという後悔のサインです。 自分のした失敗がわかっていて下唇を噛む場合もありまし、今怒られていることが正当な範囲を通り越して過度に怒られているという怒りの気持ちに変わって、侮辱されたと感じ、悔しくてしかたがない場合もあります。 【あなたの対処法】 ★あなたが誰かを叱るとき、たとえばお互いが目を見ていても、こんな下唇の動作がチラリとでも表れたら、叱り過ぎに注意することです。 上司の怒りに対して反発心が生じてマイナス効果になることがあります。 辞めてしまって困るような部下がこんな顔をしている時は、とりあえず話を切り上げることです。
よく討論会などを見ていると、誰かが自分に対して反対意見を言っている時、言われた人はほとんどの人が首を傾げていますが、これは疑問の意思表示です。 私たちは、「どうも相手の話に疑問だ」、あるいは「自分にさっさと発言権が来ればいいのに、くだらないことばっかり言っている」などという気持ちがあると、ついその非難や批評に対しては正面から受け止めるほど大したことではない、という反感の気持ちが強くなります。 そこで、この反感を伝えたくて、つい首を傾げてしまうのです。 【あなたの対処法】 あなたが会社の企画会議で発言している時に、もしも首をかしげて聞いている人がいたら、首をかしげているのが自分の部下なのか同僚なのか上司なのか、そのへんを遠い席からでもしっかり確認し、反感を避けて好感をゲットするために、発言の内容や言い方の調整をされるのがいいでしょう。 ★誰かが首をかしげたら、反感か疑問を持っているなと気づいて、詳しく説明するか、話を変えることです。
国会中継などでは、議員が秘書の犯罪について、証人喚問に立っていることがあります。こういう場合、ほとんどの議員は、アゴをギュッと下に引いて、「私は一切そのことは知りません」と言う時、この動作は確信を表す動作です。 驚いたことに、実際には一部始終をよく知っていても、この「アゴ引き」をする議員がほとんどです。 だいたい、アゴを引き過ぎて「一切知りません」と言っている時は、本当は全部または一部を知っていると思うべきです。 【あなたの対処法】 だから職場で、もしもあなたが上司から、「この頃ちょっと気を抜いているんじゃないか?」と言われた場合でも、その上司のアゴが強く下に引かれていたら、何か確たる証拠をつかんでいると思ったほうがいいでしょう。 ★へたに言い繕うよりも、なぜ気を抜いているのかを正直に上司に話してお詫びをして、解決策についてむしろ相談してしまうほうがおすすめです。 自信家の上司ほど、「よっし」と、いざという時は頼りになるものです。
一般的な会社の仲間などで、このアゴの突き出しが出た場合は、高慢のサインと思っていいでしょう。叱られた部下がこんなアゴをする時もあります。また、「僕も昔は、こんな素晴らしい業績だった」と言う時の上司が、こんなアゴをする時もあります。 いずれも自慢、高慢、相手を見下している、反発自意識過剰などのネガティブな感情のサインです。 【あなたの対処法】 相手のアゴがこんなふうに動いている時は、早く気づきましょう。そして、あなたは気が進まないかもしれませんが、彼の言葉の裏の思いを推し量ってみましょう。 この動作を頻繁にやる人は、どこかで人を見下していたりするので、あなたが気づかずに相手をしている内に、あなたが不愉快になることもあるかもしれません。 ★あまり仲間としておすすめの性格ではないので、長く注意深く観察してみてください。
議員が記者の質問に答えるときなどに、よく出るしぐさですが、この表情は対等な立場で答えているというより、上から目線で小ばかにして、「くだらない質問だね」といいたいのでしょう。それをこらえ、「いや、そんなことを僕に聞かれてもね」と婉曲に言っているに過ぎないのです。 このように鼻にシワを寄せた笑いは、たいがいの場合は嘲笑のサインです。 ただ、鼻にシワを寄せた笑いは、このように小ばかにしたサインになることもありますが、なかには愛嬌になるサインになることもありますので、見るほうは、状況との組み合わせで判断する必要があります。 【あなたの対処法】 一般的には、会社の中で会話中の相手の顔に鼻にシワを寄せた笑い方をする人がいたら、親しみよりは嘲笑のサインだと早く気づくことです。 ★こんな人を相手に話をしていると、あとで手痛い言葉を受けて傷つくこともあるでしょう。さっさと切り上げてしまうことが肝要です。 ⇒続きはこちら |
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