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人の身体の動きや態度を見ていますと、いつも同じような行動を取っている人はいませんか。 たとえば、貧乏ゆすりをする、仕事に行き詰ったら独り言をよく言っている、会話している途中で腕を組む、よく仕事中にあくびをするなど、誰でもいろいろな癖やしぐさを持っているものです。 これらは何気なくやっているのでしょうが、そこには深層心理や秘められた本音が隠されているものです。 ★ここでは、身体の動きや態度から、どのような心理・性格が隠されているのかをご紹介しましょう。
貧乏ゆすりをする人は、心に溜まった欲求不満やイライラを解消しようとしています。 貧乏ゆすりというのは、一種の運動であって、一定のリズムを刻むことでストレスが解消できるようです。 なかには、四六時中、貧乏ゆすりをしている人がいますが、こういうように習慣性になっている人は、情緒不安定で、不満やイライラを日ごろから感じている人です。注意すべきです。
独り言をつぶやく人は、プレッシャーやストレスに弱く、自分の声を聞くことで安心感を得たいという心理が働いています。 独り言も「さあ、明日からは頑張ろう!」などというポジティブなものなら問題ありませんが、「もうダメだ!」というような、精神的に不安定になるようなネガティブな言葉は、問題があります。注意しましょう。
腕を組むというのは、自己タッチの一種で、自分を周囲から守るという自己防衛の気持ちを表しています。 ですから、商談なんかをしている途中で相手が腕を組むようなしぐさをしたら、それ以上は妥協できないという意思表示です。
小学生のころ、嫌いな相手に向かって舌を出して「あっかんべぇ〜」としたことはありませんか。舌を出すのは、相手に対して拒絶や拒否感を持っているときに見せるしぐさです。 ただ、恋愛関係にある男女の関係では、たとえば、女性が舌を出している場合、「自分の弱い部分をすべて見せているよ」というサインになり、無防備なところを相手に見せることで挑発するしぐさともなります。
人は疑問に思ったようなときに首をかしげるしぐさが出ます。たとえば、待ち合わせ時間に相手が現れなかったようなときに、「待ち合わせ時間を間違ったのかな?」と考えこどをしてしまうときです。 恋愛関係にあるカップルで、女性が小首をかしげるというしぐさをするときには、男性に甘えたいときにとるポーズです。
人が退屈しているときに出るしぐさがあくびで、学校の講義などで先生の話がつまらなくて眠くなったようなときに出るものです。 だいたいは、退屈になったとき、寝不足になったとき、仕事で疲れきったとき、あるいは、リラックスしているときなどに出るものです。
あの これはイライラしているときのしぐさです。たとえば、待ち合わせの約束した時間が過ぎたのに、相手がなかなかやって来ないときに、よく出るしぐさです。 またデート中の女性が、ドライブ中や食事中に、時計やスマホを頻繁に見るしぐさをする場合には、早く帰りたいという心理が潜んでいます。
両手をすり合わせたり、指遊びをはじめたりするというしぐさは、苛立ちを示す行動を示しています。なかには、爪先立ちを繰り返したり、のびをしたり、あるいは、腰やひざをゆすったりする人もいます。 よく待ち合わせのときに出るしぐさで、相手が時間通りに来ないので、イライラしている自分をなぐさめ心を安定させる行為です。
指をさすという行為は、「指で指図する」のと同じことですので、自分より上の立場のものがすることがあっても、下の者や同僚同士がするようなことは、礼儀違反に当たる行為として敬遠されます。 つまり、人を指さすという本音は、その人のことを自分と同じくらいだと思っているか、自分より下だと思っていると言えます。
周囲がいくら早く歩いても遅く歩いても自分の速さで歩くことを貫いている場合は、とても頑固者です。 人の言葉に耳を貸さない所があるので、衝突することもあるでしょう。 芯が強い人ともいえます。
歩くスピードの速い人は、すべての面でせっかちなところがあり、気も短いでしょう。 こういう食事をするときでさえ、早食いしてしまうことがあり、他人のペースを合わすことができず、頑固わがままなところはありますが、反面、頭の回転は速く、仕事の段取りなどは、机に座っていなくても、食事ときでも、歩いているときでも考えているのです。
歩くのが遅い人は、早く歩く人とは反対にマイペースで性格も温厚な人に多く、特に歩くことは自分の歩きたいように、そのときの気分で自由に歩きたいという心理が働いています。 歩くことのみならず、マイペースな性格の人は、自分の生き方を変えることはできないため、仕事などでは、最後まできっちりやり遂げるでしょうが、協調性には薄いです。
うつむき加減で歩いている人は、自分の殻に閉じこもりがちで、物事を深く考え込んでしまう内向的な性格の人が多いようです。他の人に関わりたくないという審理が潜んでいるのです。 男女の恋愛で、彼がうつむいて歩くようだと、恋愛をネガティブに考えがちなので、ちょっとした女性の言葉にも悲観することがありますので、安心させるように気を配る必要がありそうです。
食べるということはこれからに向けての力を補給するということです。 早く食べ物を食べてしまう人は力を発揮したいという思いが強く、活動的です。 しかし、その一方でドジっ子な部分も持っています。
ふつうコップを持つ場合、片手で十分ですけど、それを両手でコップを持つというしぐさは、不安や緊張があって、自分を守りたいという心理が潜んでいます。 仕事やプライベートに何らかの不安があったり、あるいは、目の前の相手に対し警戒感を持っている場合、緊張してコップを落とさないようにするために、自然と両手で持ってしまうようです。
カラオケでマイクを持って歌うときやグラスを持つときなどに、小指が立っている人がいますが、その深層心理には、周りから注目を集めてアピールしたい・チヤチヤされたいという自己顕示欲があります。 男性で、小指をたててコップを持っていると、女性的な性格であるということを意味しますが、これは小指が女性解放運動のシンボルとなったことと関係があるようです。
歩いているときにポケットに手を入れる癖のある人がいますが、これは「相手に手の内を見せない」というしぐさで、警戒しているどうさであり、本音を隠したいという心理が働いています。 とくに人通りの多い場所などでポケットに手を入れる人が多いですが、体の一部を隠すことで安心感を得ようとするのでしょう。だいたいは、「警戒心が高い」ことから「人に心を開きにくい」「自分のことを話さない」「人見知り」などの性格を持っています。
最近では、SNSの普及などで自撮り棒が大ヒットするなど、自分の写真をネットにアップする人が増えたようですが、そうした人は周囲に認めて欲しい、注目して欲しいという心理が働いています。 ただ、注目してもらいたい半面、容姿にコンプレックスを持っている人が多く、ネットにアップすることで、評価して欲しいという心理も潜んでいます。 自信を回復させたいからこそ、キメ顔で写真をアップしているのかもしれません。
くんくんと匂いを嗅ぐのが癖の人は、警戒心が強く、心配性な人で、匂いを嗅ぐことで、不安を解消したい、安心したいとい心理が潜んでいるのです。 男女関係でも、相手の匂いで、自分が落ち着ける相手かどうかを認識しようとしており、好きな匂いであれば、安心して女性のそばにいるでしょうが、嫌いな匂いであれば、相性の問題にも直結してしまいます。 |
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