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ビジネスに必要なこととして、よく「ホウレンソウ」ということが言われますが、これは報告・連絡・相談の三つの言葉を縮小して言われています。 この報告・連絡・相談を上司にするときの報告の仕方の癖をチェックすることで、上司に対する部下の親近感が分かりますし、上司が部下を叱るときの態度で上司の性格・心理も分かります。 ここでは、部下から上司への報告と上司の部下に対する叱り方の態度で、部下の親近感や上司の性格・心理を探ってみましょう。
@ 上司がデスクに座っていないときの報告の癖 少し距離を置いて上司に報告しているのなら、上司に敬意を払っている証拠であり、上司の仕事ぶりや地位に敬意を払い、近づきにくい人だと思っていることでしょう。近づきにくいといっても、上司を敬遠しているわけではありません。 やや不自然に遠い位置で報告をするのは、上司を敬遠している気持ちがあり、上司を怖がっているかもしれません。 性格的には小心で、叱られること、失敗することを必要以上に恐れ、神経質で、行動は消極的ですが、指示された仕事はミスなくきちんとこなします。 A 上司がデスクに座っている場合の報告の癖 ふつうデスクがある場合にはデスクの前で対面して報告するものですが、座っているイス子のほうに回り込んで、すぐ横から話す人は、性格はおおらかで相手の地位にこだわらずに親近感を抱いています。 儀礼的なことを嫌うだけあって、仕事も有能で、任された仕事はテキパキとこなして成果を出す人ですが、上下関係を重視する上司の場合には、注意が必要でしょう。
@ 上司が立って部下を座らせて叱る癖は 上下関係を強く意識し、地位の力で相手を屈服させようとするタイプですので、自然と見下ろすようになるのです。 権威主義的で、目下の人間には強圧的な態度をとりますが、目上の人には極端に弱く、単純明快な出世主義者で、手段を選ばず上を目指す人です。 部下に力があると分かれば、仕事を任せてくれますが、その成果をすべて独り占めににされる可能性もありますから、注意が必要です。 A 自分がイスに座り、部下もイスに座らせる癖のある上司は 地位や上下関係に関係なく、互いに同じ目線で話をすることになり、つまり、自分と同じ仕事を担う仲間の一員として部下に対応しようとしている人です。 地位ではなく実力で部下を評価します。自分の実力に自信があるため、自分を高みにおいたり、偉そうにするする必要などさらさら感じないのです。 部下が他の誰かから理不尽な扱いや評価を受けた場合、きっと力ににってくれるでしょう。 これは、応接セットなどに部下を座らせ、上司も座って叱るときも同様に同じ目線で話すことを心がけています。 B 自分は座り部下を立たせる癖のある上司は 学校の先生などが生徒を叱るときによく見かける光景ですが、自分と部下との差は大きく絶対的なものとして意識しているので、部下の反論に耳を傾けることはなく、一方的に自分の意見を伝えるだけです。
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