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男の子には、好きな女の子にわざといじわるな態度をとる子がいるものです。実際にやったことのない人でも、その気持ちはなんとなくわかるでしょう。 ここでは、なぜ優しすぎる人は、どうして抑圧された怖い感情が潜むのかを検証してみましょう
本当の気持ちを表に出せないので、それを抑え込もうとするあまり、反対に行動に出てしまうのです。 これは「反動形成」の一種と考えられます。 だから、「嫌いだから、やさしくふるまう」ということがあるのです。 たとえば、幼児心理学の世界でよく知られている例ですが、「妹にやさしくする、よい兄」というパターンがあります。 兄は本当は母親の愛を独り占めできなくなったことで、妹を憎んでいるのですが、それが表に出してはいけない感情であることは、幼いながら察知しています。そこで、必要以上に大げさに、ときにワザとらしいくらい、かいがいしく妹の面倒を見て、よい兄をみずから演じるのです。
しかし、そういう場合、抑え込まれた感情が内面でふくらみ続けることがあるから、危険です。 こうした反動形成は、子どもだけでなく、もちろん大人の世界にもあります。 たとえば、ときに「やさしすぎる」くらいやさしくしてくれる人が、あなたの周りにもいないでしょうか。なにかと周囲の人たちの世話を焼き、面倒を見て、困ったときには親身に相談にも乗ってくれますが、それがどこか「わざとらしい」・・・。 そんな印象を受けたら、要注意です。 それが反動形成だとしたら、そのやさしさの裏には、正反対の残忍な人格が隠れているのかもしれません。他人を信用せず、本当は嫌悪さえしているのです。 いざとなれば、自分の利益のためには相手を蹴落としてもかまわないと思っています。相手は、そんな感情を抑え込んでいるかもしれないのです。 やさしくしてくれる人は大切にすべきですが、あまり親切すぎる人、不自然なまでにやさしすぎる人は警戒したほうがいいでしょう。 |
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