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目や口に比べると、鼻自体は表情に乏しく、鼻の動きは小さいものです。 鼻の動きは鈍く、極端な動きはできませんが、それでも、嫌悪を感じたときにしわを寄せたり、怒りや恐怖で膨らませたり、イラ立ったときに鼻を鳴らすなど、若干の表現手段になることは可能です。 鼻自体の変化で相手の心理を測ることは、よほどの観察力がないと困難であり、四六時中相手を見続けても、思ったほどの心理的変化は得られません。 しかし、鼻の機能は生命を支える空調装置という重要な役割を担っています。同時に、においをかぎ分けたり、声を共鳴させたりするのも鼻です。 また、人相学では、鼻は自分自身を表わすと同時に男根も象徴しているといわれ、とくに男にとっては、心理的にも大事なところです。
自分の鼻に手を触れる人は、そこからさまざまな心理を読み取ることができます。鼻に触れるということは、自己接触の信号であり、自分を慰めているときに起こす行動です。 たとえば、難問にぶつかって答えを出せないとき、物思いをふけっているとき、そして矛盾を抱えて身動きがとれないときなど、人は鼻柱をつかむ動作をします。 心理的に行き詰ったときには、本来なら誰かに助けを求めるものですが、状況的にも心理的にもそれが無理な場合、自分の手や指を用いて鼻柱をつかみます。しかたなく鼻を触っているうちに、それがクセになってしまうのです。 これは、鼻という自分の分身をしっかりつかむことで、瞬間的にでも安心したいと願う心理の表れです。
自分の鼻に常に手をやるクセがある人は、何事にも弱気で対処してしまう傾向があり、新しいことを始めるときに二の足を踏むタイプで、他人の言動に影響されては、右に左にと揺れ動きます。 恋愛でも、彼女とトラブルが生じたとき、トコトン話し合うようなことはせず、逃げ腰になるでしょう。
このタイプの男とつき合う場合、女性はとにかく強気でいることが一番です。押しの一手でアプローチすれば、まず、交際はスタートするでしょう。 問題は、その後でしょうが、相手は不満がいろいろあっても口にしないため、相手のその不満に気づかないでいると、いつのまにか溝が深まり修復できない可能性もあります。 こういう男は心が離れたとしても、自分の口から別れを切り出すことはできず、自然消滅を望むでしょう。白黒をはっきりさせたい女性には、ちょっとつき合いづらい男といえるでしょう。
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