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額は「目の上の顔」と呼ばれ、智恵を授かっている場所です。 そして、額に位置する眉は、その動きによってさまざまな表情をつくります。 かつて、眉は汗や雨が目に入るのを防ぐ役目を担っているといわれ、確かにそれも否定できませんが、ただ目の保護にどれだけの効果があるのかと言えば、はなはだ疑問です。これほど際だった特徴を持っているのだから、もっと重要な役割があってしかるべきでしょう。
そこで、考えられるのが、気分を表わす機能です。 しかめっ面、仏頂面、泣きっ面、トボケ面・・・などは、眉の変化があってこその表情です。逆に言えば、眉を上げ下げすることで、自分の気持ちや感情を瞬時に相手に伝えることができるといえましょう。 鏡の前で試すとわかるでしょうが、眉間に縦じわを寄せれば、眉は下がり、不満や当惑を表わすことができます。 また、額に横じわを寄せて眉を上げれば、驚愕の表情になります。これらは日常的によく見られる表情で、意識的につくろうと思えば比較的簡単につくれます。 最近では、表情筋の動きを測定する機器が発達し、目では見えない筋肉の動きを機械で測定できるようです。その測定結果から、愁眉筋は「嫌い」という感情に直接関連して動くことが判明したようです。眉の動きをよく見ると、相手の「嫌い」という本音がわかるものです。 ところで、眉間に縦じわを寄せる一方で、額にも水平にしわを寄せ、眉は下がっているという複合的な表情があります。これは「悲しみの斜め眉」といい、慢性的な深い悲しみを表わします。この表情は、つくろうと思って瞬時につくれるものではありません。
深い悲しみの経験を持たない人は、眉を斜めにしようとしてもうまくいきません。つらい体験を経て、心が引き裂かれるような悲しみを忘れられない人だけが、無意識のうちにつくりあげてしまう表情なのです。 このような表情を見せる人に心を奪われる女性は多い。その暗い陰が、かえってその男を魅力的に見せ、女性は自分の力でその弱った心を癒してあげたいと、母性本能をくすぐられるからです。 しかし、過去に不幸な恋愛を経験すると、その悲しみを癒すことは並大抵ではありません。いまだ傷を引きずっているために、恋愛そのものを否定的にとらえてしまうからです。 もし、真剣な交際をしようと思っているなら、彼の過去の恋愛に引きずられないよう、十分注意することです。
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