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ですから、人の心の動きである感情は、顔の表情、眉の動かし方、目の動き、さらには手足など体全体の動きにすべて表れるのです。 いくつか例をあげてみましょう。
首を回したり、足を組み直すなど、頭や足の動きが多くなりますが、手の動きが少なくなります。またゆっくり至近距離まで近づいてから話しかけます。
相手から遠く離れて立ち止まり、相手の様子をうかがうように注意深く見つめてから、視線を合わします。
両手をこすり合わせたり、体の一部を強くこすったりする動作が多くなり、肘を張って腕を組んだりします。
頭の動きが少なくなる一方、貧乏ゆすりなど、落ち着きのない脚の動きが多くなります。
顔や体を無意識に触ったり、体全体の動き、身振り手振りが多くなります。
自分を抱きかかえるように体を丸めて腕を組むとか、速い足取りで相手に近づいてきますが、視線を合わさないで話しかけます。 人はこうしたボディ・ランゲージによって自分の感情を語るのです。 言葉より曖昧ですが、無意識に出るものなので隠しにくく、言葉や表情よりも本音が表れやすいといえます。相手の本音を確かめたいときには、言葉や表情に惑わされず、体の動きにも注目するといいでしょう。 もし、あなたに好きな人がいて、自分に好意を持って欲しい場合は、ボディ・ランゲージで、相手に好意のある気持ちを伝えましょう。 相手に好感をもってもらうボディ・ランゲージとしては、「前かがみで視線を合わせる」、「腕や足を組まず開放的な姿勢をとる」、「くつろいだ雰囲気をつくる」、「体と顔を相手に向けるようにして話す」などが効果的であることがわかっています。 相手に対して「私は心を開いています」と伝えることができるからです。 |
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