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家の中に鏡がないという人は別にして、朝、顔を洗うとき鏡に映った自分を見るのからはじまり、外出先でも、ふと映った地下鉄の窓ガラスに自分を意識していることがあるでしょう。 ここでは、外出先で鏡がアルト、つい自分を見てしまう心理について検証してみましょう。
街には自分を映す鏡や壁があふれています。 ビルの壁もエスカレーターの左右も、喫茶店の一面の壁にも鏡がついていたりします。 あふれるようにあるその鏡に、ことごとく自分を映してみている自分がいることを、深く考えてみたことはあるでしょうか。 でも、「ひょっとして、自分はかなりナルシストじゃないか」と思わないでください。 鏡の中に自分の姿を探すことは、自分の存在を確認する大切なしぐさのひとつなのです。
人は自分の内面にある価値に十分満足ができないとき、その価値を外面に見出そうとします。 外面的な価値を見出せれば、その点を他人から認められたり、ほめられたりすることで、自分の存在をアピールできます。 人はどこかに、価値があるものは外見もいいと信じて疑わない部分があるようです。 もし自分に中身がないと感じたとき、存在感が薄れてしまう、つまりスッと透明な存在になったように思えるのです。 しかしこれでは社会の荒波を渡ってはいけません。 そこで、鏡の中にいる自分を再確認して安心しているのです。 つまり、自分の存在を確認したいがために、鏡の中に自分の顔の美しさを発見し、身なりを整え、体調や、お気に入りの顔の表情まで映し出してみているのです。 自分を確認することは大切な作業のひとつ。 この自己確認行為を怠れば、自分がなんのために存在するのかという価値を忘れてしまうことになるのです。 |
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