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喫煙は日常生活におけるささやかな逃避の習慣ですが、パチンコなどのギャンブルは少し違います。
@ 非日常的で刺激的な雰囲気を味わえる遊びだから ギャンブルは所詮あぶく銭で、帰りの運賃まで残さず賭けてスッカラカンになり、おけら街道をとぼとぼと帰る姿は惨めなものです。 手元に残ることは少ないし、負けが込めば借金しか残っていないということになりかねません。 たまに勝つことがあっても、結果的には損をすることが分かっているにもかかわらず、人はギャンブルにのめりこんでいきます。 ギャンブルのどこにそんなに魅力があるのかと言えば、マージャでもやったことのある人なら知っていると思いますが、あれほど面白い遊びはありません。ですが、何も賭けないでマージャンをやろうとしたら、これほどつまらない遊びもありませんね。 A ギャンブルの面白さと心理は、お金が賭けられていることにある これが当たれば大儲けできるかもしれないという期待感と、ハラハラドキドキする緊張感に血を沸き立たせるのです。 あたりは予測どおりにやってこないので、誰にでもチャンスはあります。 だから一発逆転すると、今まで大負けしていたこともすっかり忘れ、降って沸いた幸運に歓喜するのです。
そしてもうひとつ、なによりギャンブルをしているときの陶酔感がたまらないのです。 勝つか負けるかの真剣勝負のとき、体全身を駆け巡るアドレナリンによって湧きあがってくる興奮や酩酊感を体験すると、人はそれを忘れることができなくなるのです。 つまり、ギャンブルをしているとき、このアドレナリンが放出されることによって、人は酩酊や興奮状態に陥り、日常の些細な悩みやフラストレーションから解放されるのです。 この一瞬の刺激が日頃の冷静さを失い、さらなるハラハラドキドキを追い求めて、このままではまずいと頭では理解していながらも、人はギャンブルのめくるめく世界にのめり込んでしまうのです。 |
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