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会社に勤めている人なら分かるでしょうが、昼休みの休憩時間などに、同僚の女性職員のプライベートを根掘り葉掘り聞いてくる女性がいませんか。 そういう聞いてくる女性に限って、自分のプライベートのことは、ほとんど話さないものです。こういう女性は何のために人のプライベートのことを聞きたいのでしょう。 ここでは、プライベートを聞きたがる女性の心理について検証してみましょう。
「人のうわさ話が好きな人」と「人のプライベートを聞きたがる人」というのは、似ているようでちょっと違います。 「青木課長、秘書課のAちゃんと不倫してるらしいよ」と、うわさ話をさかんにしたがるのは、人のプライベートを覗き見したい、つまり「窃視願望(せっしがんぼう)」の強いタイプといえます。 むろん、人間は誰でも多かれ少なかれ、他人のプライベートな部分を知りたいという願望を持っています。 ワイドショーや女性誌が、芸能人の泥沼離婚や不倫スキャンダルをさかんに取り上げるのも、赤の他人であるスターの私生活なら、安心して覗き見願望を満たせるからです。
そういう意味でいえば、相手のプライベートを聞きたがる人も、窃視願望が強いという点では共通しますが、単なるうわさ好きと異なるのは、相手がスターや有名人ではなく、顔見知りという点です。 そういう人が浴びせてくるのは、 「ご自宅はどちらで?」 「奥さんはどこで知り合ったの?」 「実家のお父さんは・・・」 「買い物はどこでしているの?」 など、「そんなこと聞いてどうするの?」といいたくなるような質問ばかりです。 しかも、自分の話にはほとんど触れたがらず、相手のプライベートを根掘り葉掘り聞きだそうとします。 むろん、そんな個人情報を入手したところで、彼らが得をするわけではありません。いったい、どういう魂胆があってのことかといぶかしく思わせられるくらいですが、そういう人は、かぎられた人しか知らないプライベート情報を得ることによって、自分が優位に立ったという気分に浸っていることが多いものです。 つまり、相手を値踏みするための材料として、情報を集めているのです。そして、 「奥さんは44歳、けっこう年いってるな」 「大会社だな。といっても花形部署じゃない」 などと、内心では相手を見下している可能性が高いのです。 そこには、弱点を知って支配した気になるという、幼稚な支配欲求が潜んでいるのです。
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