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どこの職場にも自虐的な人はいるもので、ちょっとでもミスがあると、ポジティブに考えることができず、何ごともマイナス思考になりがちで、自分の価値を自ら貶めているのです。 何でもないことに自信をなくしたり、自分のスタイルや容貌、性格を否定的に考え、失敗すれば、すべて自分の責任だと考え、少しもも前向きな発想ができないのが特徴となっています。 謙遜も行きすぎれば自虐になる可能性を秘めているので、注意しましょう。 ここでは、自虐的な人の心理と上手な付き合い方について、考察してみましょう。
自虐的な話をする人は、周囲から注目されたり、同情してもらいたいと思っており、自分が自虐したくなる部分を否定してほしいと思っています。 ある意味、悲劇のヒロインを演じて楽しんでいるのです。 要するに、構ってほしいという心理が根底にあり、相手が優しく接してくれることを期待しています。
自虐的なタイプの人は、自分のコンプレックスなどをあえて言うことで、周囲を笑わせて注目されたいという心理が潜んでいます。 他人からはなかなか言い出だせないことも、本人が悩んでいることを笑いのネタにすることで話題を提供するので、その場は注目されるでしょう。 自虐ネタも行き過ぎますと、悲壮感が漂い、笑うよりも周囲が引いてしまい、そこまで自分を貶すことはないだろうと思ってしまいます。
自虐的な人は、もともとネガティブ思考の人が多く、自分に自信を持てないことが心の奥底に根本的に潜んでいます。 何かをやろうとしても、「自分にはちょっと無理・・・」「頑張ってもうまくいきっこない・・・」「自分はどうせ長続きしないから・・」などと、自分自身のことを否定し、「失敗しても当たり前」という気持ちを持つことで、自分を守ろうとしているのです。 あまりネガティブだと、周囲も暗いオーラに包まれてしまうから、自然と離れていくでしょう。
自虐的な人の中には、あまりにも自分の理想が高すぎるとか、自尊心が強すぎるとか、完璧主義者であるとか、あるいは自分を厳しく律するような人がいます。そういう人は、どんなに頑張って成果を出しても、本人は納得しないし満足できません。 自ら理想と現実のギャップを広げていますが、その根本には、視野が狭く、自分の立ち位置が分かっていないのでしょう。視野を広げて自分に自信をつけ、精神的負担を軽減するためには、理想を人並みに近づけるといいでしょう。
自虐的な人といっても、いろいろなタイプがいますので、その対応も臨機応変に考えなければいけません。 そうしないと、自信喪失にさせてしまったり、逆に怒らせて逆切れということもあり、その接し方には十分な注意が必要です。相手の自虐的な言葉の裏にある心理を読み取って、正しい対応をする必要があります。 @ 一定の距離を保つ ネガティブな人と一緒に話していたり、行動していると、こちらも空気が移って、気が重たくなりますので、一定の距離を保ち、深い関わりを持たないようにすることです。 自虐的なタイプであっても、ナルシストで自分に自信がある人もいますので、あまり褒めすぎないことです。過度に褒めますと、いつも寄ってきては自虐ネタに付き合わされますので、ほどほどの距離を保ちましょう。 A 迷惑であるとはっきり言う あまりにも自虐的な人が近くにいて、いつも側に来ては、自虐ネタの相手にされては、聞いているほうも参ってしまうでしょう。 こんなときには、「いい加減にしてよ!」「いつもそんな自虐な発言をしていたら、みんなに嫌われるわよ!」などと、はっきり言ってしまうことも一つの方法です。相手と気まずくなるかもしれませんが、仕事上、どうしても距離を置くことができない人の場合には、言うことも大切でしょう。 B 自虐的な人とは長い会話をしない 自虐的な人は、自虐ネタを言うことが癖になっていますので、長い会話になると、自虐ネタを挟んでくる可能性が高いので、早々に話を切り上げることです。 聞かされているほうも、いつものパターンで、相手の自虐ネタを聞かされていては、気が滅入るし、「その話は、先日も聞いたよ」などと心の中でつぶやいてしまいます。 ですから、自虐的な人とは、ネタが出ないうちに短い会話で打ち切りましょう。
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