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歩くときの姿勢やイスの座り方などは、自分で意識して、「こう歩こう」「こう座ろう」などと思うことはなく、ただ無意識に癖になったままの歩き方や座り方をしているのではないでしょうか。 とくに、何かに打ち込んでいるとき、考えごとをとているときには、無意識のしぐさや癖、行動が出やすいので、そういうときに観察しますと、その人の本音なり深層心理を探ることができるはずです。 ここでは、無意識に出る歩く姿勢の癖やイスの座り方の癖なとで、どういう心理や性格が分かるかを紹介しましょう。
@ 猫背で歩く癖は、気持ちを発散できない 猫背になって背中を丸めて、自分を小さく見せているような姿勢が癖になっている人は、自分の感情をできるだけ外に出さずに自分の胸の内にしまっておくタイプです。 外向的な営業などは不向きですが、ひとつのことを研究したり開発するようなことに適性があり、粘り強さも発揮します。 A 胸を張って歩く癖は、積極的な行動派 一方、胸を張った姿勢で堂々と歩く癖のある人は、見てもわかるように外向的で、積極的な行動派タイプですが、ひとつのことに集中して打ち込むのは苦手です。 また喜怒哀楽が激しくて感情的になりやすく、なんにでも興味を持って首を突っ込みたがるのも特徴です。 ★ イスの座り方の癖にも相手の本音や性格が見えてきます。
@ イスに浅く腰をかける癖は、人の話を真剣に聞いていない 商談などで交渉しようとするときに、相手がイスに浅く腰をかけているような場合には、「あなたの話にうまみはないよ」とか「早く次の商談場所に行きたい」などと思っており、あなたの話を真剣に聞く気持ちはないでしょう。 だいたいは気が短く、常に何かに追い立てられているようにせかせかしていますが、トラブルなどには弱いです。 ただ、浅く腰をかけていても、あなたの話に身を乗り出して来たら、それは「あなたの話をもっと聞こう」と思っているか、あるいは、「あなたを強く説得したい」と思っているはずです。 A 深くゆったりと腰をかける癖は、マイペースでのんびり 深くゆったりと座る人は、マイペースでのんびりしているタイプで、話すときには、「じっくり話し合いたい」と腰を据える人です。 説得するというよりは、コミュニケーションを深めることに重点があるようです。 B 手を後ろについてもたれるような体勢で座る癖は、慎重な性格 後ろにもたれるような体勢でイスに座る人は、体を後ろに引くことで、視界が広く取れ、正確な状況判断をする意図がありますので、慎重な性格といえるでしょう。 また、この座り方をする人は状況が正確に判断できるので、人の感情や動きを敏感に察知することができます。 C 足を広げてイスに座る癖は、攻撃的な性格 一般的に男性がよくしている座り方で、これも足を組む座り方と同様で、相手に対して攻撃的な意思を表しています。足を広げることで、自分の体を大きく見せることができます。体を大きく見せようとすることは、生き物が威嚇をするときにする行動の定番です。 |
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