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★ つくられた笑顔に騙されないようにしよう 「微笑み美人」という言葉があります。ふだんはとり立てて目立つわけでもないのに、ニッコリ微笑むだけで、まわりを明るくしたり、元気を与えてくれたり、幸せにしてくれたりする人のことです。
その笑顔を分析すると、上がった口角、細めた目、しわの寄った目尻などが特徴としてあげられるでしょう。このような特徴を満たせば、たしかに笑顔らしき顔にはなります。 しかし、とりつくろった笑顔は、ほとんどの場合、相手に見抜かれます。見抜かれないまでも、元気づけてくれたり幸せを感じさせてくれたりはしません。作為的に装った目には、やさしさや温かさが宿っていないからです。 緊張したり感情が高ぶっていたりするときには、目の筋肉も緊張しています。微笑んだときに目が細く見えるのは、その人の心が穏やかであるがゆえに、目のまわりの筋肉もリラックスするからです。加えて、口角が上がることによって、目を細めているように見えるだけのことです。 不自然なほど目を細めて笑いかけてくる人には警戒が必要かもしれません。笑顔をつくり、善人であるかのようにとりつくろわなければならないということは、その内側にはよこしまな心が潜んでいるといえます。 そのよこしまな心を見透かされまいとするからこそ、意識的に善人であるかのようにパフォーマンスして、印象を操作しているのです。 これは、冷静に観察すれば誰にでも見抜けるトラップなのですが、恋愛感情で盛り上がっている心の状態では、自然な笑顔なのか、作為的な笑顔なのかを判断することが困難になります。自分に笑顔を向けてほしいという思いが目を曇らせてしまうのです。
片思いをしている相手から向けられる微笑は、無条件で受け入れたくなります。恋をしている人の当然の心理です。 その微笑が本物であるかどうかを見分けるにはどうしたらいいのでしょう。そのひとつの答えを、目の光が教えてくれるでしょう。 もともと、目を細めるというのは、強すぎる光や自分におよびそうにない危害から目を守るための反応で、好意を表わすときの反応ではありません。むしろ、まわりに対する嫌悪、軽蔑、苦痛を表わすものです。 しかし、好意を示すことが多い表情筋や頬骨筋が連動して目が細くなるために見る人を惑わせてしまうのです。 だから、自分にとって好ましくない人間から自分を守ろうとする意識が働いているのか、好意から目を細めているのかを、しっかり区別しなければなりません。 「細めた目」に隠された本当の意味を知り、見せかけの微笑みに翻弄されないことです。
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