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聞き手は話し手から視線を外さないのが基本ですが、話の内容に心を動かされたり、相手の存在を意識しすぎたりしたときには、視線にわずかな動きが見られることがあります。 とくに、気になる異性の前では、無意識のうちに「伏せ目」になったり「仰ぎ目」になったりして、視線でサインを送ってしまうものです。
まず、「伏せ目」は、一見、嫌われているのではないかと思われがちですが、実は頭を下げることと同じであり、「謙遜」を表わすサインです。つまり、相手が尊敬に値する人物であると認めていることを意味します。もちろん、実際に嫌っている場合にも目を落とす場合があるので注意が必要です。 まっすぐに相手を見つめることがはばかられて、つい視線を舌に落としてしまうのは、まぶしすぎて見ていられないほどの感情が湧きあがっていると見ていいでしょう。 自分と同じくらい相手も自分を思ってくれているかどうかの確信が持てないと、目を伏せてしまいたくなるものです。 たとえば姿勢や態度を豪胆に装ってリラックスしているように見えても、自分の話を聞いている相手がフッと目を伏せたら、それは秘めた恋心の表れです。そして、それを悟られまいとして緊張していることを示しています。 (目の前のステキな人とつき合うことができれば、どんなに幸せだろうか) (でも、自分のことなんて好きになってくれるだろうか) などと、心の中は淡い期待と不安でいっぱいになっているはずです。
では、伏せ目とは反対の「仰ぎ目」はどうかというと、これは「見せかけの潔白」を意味します。 もともとは「潔白を証明するために天を仰ぐ」という意味がありますが、潔白ではない人間が潔白であるフリをするときに思わず見せてしまうしぐさです。 最近では、純情ではない女性が純情を装うときに用いられることが多いようです。 しかし、男は、それが見せかけだと思いたくないという意識が働いて、あえて信じようとします。本当に純情なら、純情に見せる必要などないのです。
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