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イヤリングの歴史は4000年に及ぶといいます。もともとは災いから身を守るためにつけられたものですが、その後は社会的身分を表わす装飾品として用いられるようになった。 また、耳は智恵を取り入れるための部位であるという考え方もあります。大きな耳を持つということは、それだけ多くの智恵を得ることができ、さらに知力を伸ばすことができるという理由から、耳の大きい人はお金持ちで頭もいいといわれたりします。かつての賢者たちは、競って耳に重い飾りをつけるようになったといいます。 ★ここでは、男がつけるピアスにどのような意味があるのかを検証してみましょう。
いずれにしても、いつの時代も、耳は単なる集音器ではなく、そこに装飾を施すことによって、自分の願いや主張が込められていたのです。 そして、現在の日本では耳にピアスをする若者が激増していますが、これを単なるファッションの一現象としてとらえるのは、あまりにも浅薄です。とくに男がつけるピアスは、年配の人々から顰蹙を買いながらも、さらにその数を増やしています。そして、そこには、彼らのあるメッセージが込められています。
ピアスの穴は、彼らにとっては「風穴」です。現状に不満を持っているものの、その不満を解消する術が見つかりません。だからといって、妥協するつもりも流されるつもりもなく、何とかして違う風を吹かせたいという意思を持っています。ピアスはその表現手段であり、いわば、反乱分子たちのバッジなのです。 目立たないようにひっそりとつけている場合はその限りではありませんが、まるで周りに対して明らかに何かを働きかけています。そして、自分では気づかないうちに、自分と同じ志を持つパートナーを探しているのです。
そのために、彼らは恋愛相手も反乱分子のバッジをつけていることを望みます。また、つけているピアスの数は、そのまま不満の度合いを示しています。その度合いが近ければ近いほど結びつきは深く、無意識のうちにそういった相手を求めます。 また、彼らの不満は、社会や年配の人々といった外敵に向けられるだけとはかぎりません。多くの場合、自分自身の内側に不満を抱いていることもあります。それでもやはり、彼らは同じ思いを持った相手をすばやくキャッチして、惹かれあいます。
もし、好きになった相手の耳にピアスが光っていたら、その人が持っている不満を理解することから始めるべきでしょう。自分も相手と同じ数のピアスをするという思い切った方法に出てしまうのが、その相手に近づく一番の近道です。 ですが、不満を語り合うだけでは、さらに不満の量を増幅させるだけです。前進することもなければ、答えは見つかりません。「同病相哀れむ」という状態を延々と引き延ばすだけです。 彼らが本当求めているのは、傷を舐めあう相手ではなく、反骨精神を理解したうえで一緒に答えを探してくれる相手なのです。そこを見誤ってはいけません。 |
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