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 「シンプルな料理は難しい」とか言いますが、シンプルと言えば、和食の究極はおむすびと言えるのではないでしょうか。 この「おむすび」の語源は「結び」から来ています。男女が結婚することを結ばれたとも言いますが、この「結ぶ」というのは新価値が創造されるときに使われる言葉であり、結婚した男女は、これから新しい家庭を築いて新価値を創造していくということです。 あるいは、何の変哲もない2本のヒモでも、うまく「結び」合わせれば、きれいな結び目ができますが、これも新しい価値が創造されたということです。 ですから、この「おむすび」もただのご飯であっても、手で結ぶことによって、新価値が生まれ、ただのご飯よりも断然美味しくなるのです。不思議ですね。
実は、好きなおむすびの形にも、性格の一端がうかがえるのです。 お米大好き人間に言わせますと、最も美味しいお米の食べ方は、おむすびだそうです。 日本人にとっておむすびは別格の食べ物と言えるかもしれませんね。コンビニでも、おむすびは売上の大きな割合を占めているそうです。 そういえば、かつてテレビドラで「裸の大将」というのがありましたが、あのドラマの中でも山下画伯がよくおにぎりを食べていたシーンがありましたね。 おにぎりのイメージは、お母さんが作ってくれたものをはじめとして、百人百様ではないでしょうか。 作り方はとても簡単であるといっても、イザ作るとなると、けっこう難しいものです。 理想のおにぎりは、手に持っているときには崩れず、しかし口に入れるとフワッとほぐれるものです。そのためには、ご飯が熱いうちに握らなければなりません。 また、ご飯は冷めると締まるので、固く握りすぎてもいけません。だからこそ、形、大きさ、具、塩加減など、誰もがこだわりを持つのでしょう。 さて、理想のおむすびの形は、人によって違うようです。 おむすびを食べながら、「どんな形が好きですか？」と聞いてみるといいでしょう。 ① 三角のおむすびが好きな人 周囲に対していろいろな配慮を忘れません。 ものを選ぶ際には、ちょっと工夫されている品を手に取るでしょう。きっと洗練された都会的なイメージのものが好きなはずです。 ② 丸いおむすびを選んだ人 あまり細かいことを木にしない、伸び伸びした性格です。 子どものような純粋さを持っています。いつもにこやかで、素朴な人柄でしょう。
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