|
昔から、便秘改善に「黄色」を見ると効果的という話があります。 これはインドのチャクラの考え方からきている、と言われています。 一方で、黄色はトイレのコーディネートに向いている色、とも考えられ、実際には、胃腸薬のパッケージにも黄色を使っているメーカーを多く見かけます。 では、なぜ、胃腸には黄色がいいのでしょうか。 青などの寒色系は、血液をキュッと締め、見た人に冷たく感じさせる色です。女性なら、トイレは暖色系をお勧めします。しかし、同じ暖色系でも、赤色は血圧を上げてしまう心配もあるため、少し刺激が強すぎるかもしれません。 黄色なら、春をイメージさせるような自然な明るさがあり、ぽかぽかと胃腸を温めてくれるでしょう。 便秘の大きな要因のひとつは、ストレスでしょう。仕事などで緊張感が続くと、脳から排便のサインが出にくくなります。トイレのような小さな空間を真っ白にコーディネートすると、緊張感を誘ってしまいます。やや黄色がかった「アイボリー」のほうが、脳もリラックスし、腸も活発に動きます。 もう少し色をつけたいときは、黄色、オレンジなど、やや刺激があり、暖かみのある暖色系がいいでしょう。 黄色は、胃腸を活発に動かす色でもあるので、脳と体も排便へと向かいやすくなります。 ですから、黄色の置物や小物、スリッパなどをトイレのコーナーに置いておくのもいいです。
料理は、甘い、塩辛い、すっぱい、苦い、辛いという「五味」に加え、白、黒、黄、赤、青(緑)の五色をバランスよく含むと、味も見た目にも優れた献立になります。また、色が持つ栄養素をまんべんなくとれるので、栄養面でもバランスがよくなります。 たとえば、朝食なら、ごはんや豆乳(白)、ひじきの五目煮、わかめ入りの味噌汁(黒)、鮭の塩焼きやトマト(赤)、ほうれん草のごま和え、レタス、ブロッコリー(緑)、かぼちゃの煮つけ、ハムエッグ(黄)などが、和食にも洋食にも応用できます。 五色の食材には次のようなものがあります。 白は、米、小麦粉、豆腐、れんこん、大根、じゃがいも、黒いもなど。 黒は、ごま、海藻類(わかめ、ひじき)、きのこ、こんにゃくなど 黄は、卵やにんじん、かぼちゃ、レモン、納豆、さつまいも、黄パプリカ、黄ミニトマトなど。 赤は、トマトや赤パプリカ、肉類、魚類(マグロ)など。 これはあくまでも色で分けた五色であり、栄養価ではありません。
真っ赤なネイルや真っ赤な口紅は、女性をとてもセクシーに見せ、女性から見れば、似合う人がつけていると、決していやらしくは見えず、「かっこいいな」「女らしいな」と高評価されるようですが、男性から見ると、なぜか、赤いネイルや口紅は、あまりウケがよくないです。 これには理由があり、もともと「真っ赤」「真っ青」などの原色は、理性や思考力を弱め、感情に働きかけるためです。 刺激の強い色ですから、何か強い欲求があるときに、求めてしまう色でもあります。 そのため、ネイルや口紅に赤を選ぶ女性を「欲求を隠さない肉食系」と見て、男性は判断することがあり、「すごいね」「激しいね」という印象を持ちます。 実際に、ちょっと自信がないとき、勢いをつけたいとき、刺激がほしいときに、一番背中を押してくれる色が赤です。もともと攻撃的な色ですが、赤を見てほっとする人は、何かしら欲求不満な状態か、もしくは、今まさに赤の勢いを貸して欲しいと思っているのです。
料理を盛る器によって、おいしそうに見えたり、見えなかったりすることは、経験上、多くの人が感じているはずです。 器が料理の味を左右することを「ハロー(後光)効果」と言い、たとえば絵や写真を飾る際、フレームの台紙の色によって、その絵や写真が、とても素敵に見えたりするのと同じです。 日本では古くから、「黒」や「朱」の漆器、萩焼などの「茶」の陶器が使われてきました。食材の色を引き立てる黒、食欲をそそる朱、卵焼きや煮魚と濃淡で調和する茶など、器の色は、料理をおいしく見せるためにとても重要です。 白い器も人気があり、白はどんな色とも調和する色で、特に、色とりどりのサラダがより色鮮やかに見えるなど、白ならではの後光効果は、まるで料理の腕が上がったように見せてくれます。 料理に色が足りないと思ったときは、カラフルな器を使って食卓に色を足すのもいいでしょう。 食器売り場では、よく青い皿が残っているケースがあるようですが、たしかに、赤、オレンジ、黄色などと比べ、食とはあまり結びつかない「青」です。実際に食欲を減退させる色とも言われ、ダイエット中の人にはお勧めです。 心を静める青が見えると、食べたい気持ちにブレーキがかかる気がします。 ただ、同じ青でも温かみのある「ターコイズブルー」のさらに料理を盛ると、どこか特別な料理に感じ、おいしそうに見えます。なぜなら、ターコイズブルーは、青に食欲をそそる「黄色」が入った色だからです。
病院や介護施設などの内装は、ピンクやグリーンのパステルカラーがよく使われています。看護師さんの征服も、最近は薄いピンクやブルーが多く、無彩色の白衣では患者さんに活力が湧かないので、刺激の弱い淡い色で、少しでも回復を高めよう、という意図があるようです。 このように、やさしい色は人の心と体も、やさしく癒してくれます。 心が弱っているとき、人は赤などの鮮やかで強い色を、受け入れることができません。刺激が強すぎるため、無意識に避け、薄くやさしい色合いを求めるのです。 ですが、このように薄い淡い色ばかりに囲まれて日々をすごしていたらどうなるでしょう。色があるとはいえ、ほとんど刺激にならない色に囲まれるのは、「ぬるま湯」の環境にいるのと同じです。 色を見ることを放棄するのは、考えることをやめることでもあります。慣れすぎると、認知症の発症や進行を早め、若い人でも、生きる気力や活力が失われていきます。 赤、青、黄色など、鮮やかな原色は、目にすると疲れます。見た瞬間、ハッとなるほどの刺激です。弱っている人の脳には、たしかにきついかもしれませんが、程よい刺激は生きる張り合いになり、ある程度は必要なものです。 高齢者のいる家庭では、パステルカラーのやさしさを借りながら、原色などの強い色もほどよく必要で、赤やオレンジ、鮮やかなピンクなど、元気な色をインテリアや食卓に、意識して取り入れてみましょう。
女子力を上げる色といえば、ピンクと思い浮かべる人も多く、たしかにピンクの若返り効果や、女性らしい気持ちにさせてくれる作用は絶大ですが、どちらかと言うと母性寄りの「やさしい女性らしさ」「包容力のある女性らしさ」と言えます。 もっと積極的に「いい女」としての美意識を育みたいとき、力になってくれるのが「赤」です。 赤は一色だけでも一瞬で人を惹きつける魔法の色で、手っ取り早く、赤い口紅や赤いネイルなどもいですが、ビジネスの場に合わなかったり、なかには赤いネイルを嫌う男性も多いです。 そこで、ファッションの前にお勧めしたいのが、インテリアに取り入れることです。 スリッパ、クッション、ケトル、鍋、家電など、ポイントとしての少量の赤でも、部屋の中でとても目を引き、私たちの脳にいい色の刺激を与えてくれます。 特にお勧めなのが、赤い花です。 バラ、ダリア、スイートピー、ガーベラなど、一輪でも存在感があり、凛としたたたずまいを感じます。まさに、強い意志を持ち、自立している「いい女」の象徴で、自然と美意識が上がることは間違いないです。ただ、赤は刺激が強すぎて、理性を失いがちになりやすいので、使いすぎには要注意です。 また、赤と同様、シルバーやゴールド、クリスタルなど、キラキラしたものも女度を上げます。シャンデリアや、クリスタルの取っ手がついたチェスト、フレームにラメやラインストーンがを使ったミラーなどです。 女性のツヤ感を象徴するものですから、少量でもキラキラしたものを見るだけで、「キレイになりたい」心が呼び起こされます。
ピンクと言うと、「かわいい」「女らしい」などのイメージがあり、産婦人科の内装や化粧品のパッケージなど、女性向けの場所、商品には、ピンクが使われることが多いことからも、女性とピンクは切っても切れない関係と言えそうです。 まさにピンクは子宮の色です。 光とともに視覚を通してピンクの色が脳に届くと、下垂体や松果体、自律神経を司る視床下部を刺激しても内分泌系が活性化されます。ホルモン分泌を整え、生理不順や更年期障害も軽減するため、女性の特効薬、と言われる色です。 ピンクこそ若返りの色で、ピンクの服を着ただけで新陳代謝が良くなり、顔色が明るく、血色もよく、健康的で若々しくなります。 反対に、黒、グレー、こげ茶などの服や下着ばかり着ていると、体に有効な太陽光線が吸収され、体内に伝えてくれないことで、老化が早まるとも言われています。 ひと言でピンクといっても、鮭のようなオレンジがかったピンク、桃のようなやわらかいピンク、はっとするような鮮やかなピンクなど、さまざまです。 その人の肌に合うピンクは、絶大な美容効果、若返り効果を持っていますが、似合わないピンクはただの「若作り」に見えてしまうので、選ぶときには慎重にされることです。 ふだん寒色系の服が多く、ピンクは苦手という人は、下着でピンクの挑戦するのもいいし、肌につけるものなので、自分の肌色に似合うピンクのトーンがわかりやすいはずです。慣れてきたら、少量のピンクを紺や黒、グレーとコーディネートしながら、ファッションにも取り入れるといいでしょう。
紫には、体の回復機能を高める作用があるといわれており、病気や疲労がたまっているときなど、本能的に、ラベンダーなどの紫寄りの色に惹かれることがあります。 理由としては、紫が赤と青の中間色であることです。「興奮の赤」「冷静の青」の真ん中で、何も考えたくない、何も決めたくない、という弱った状態のときに頼りたくなる色なのです。 赤にも青にもなれない、白か黒かを決められない、そんな心境のときに、紫は安心して身につけられる「お助け色」と言えます。 ですが、緑と同じく中間色には、不安な気持ちのとき、心の赴くままに選び続けていると、依存症になってしまう傾向があり、ひとつの色に偏ることは、心のバランスを崩すことにもなりますので要注意です。 紫は不思議な色です。 日本では高貴な色とされているし、芸術性や創造性を表す色でもあります。女性を魅惑的に、ミステリアスに見せる効果もあります。 情熱的で積極的な赤っぽさもありつつ、クールで冷めた青っぽさもあり、それがたまらなく魅力的に見えることがあります。 ですが、それが一歩間違えれば、「不思議ちゃん」「何を考えているのかわからない」という印象になるのも事実です。 ですから、紫を着るときは、ここ一番で「いい女」に見せたいときです。パーティなどの華やかな場で、似合う紫を素敵に着こなしている女性は、本当に魅力的です |
|
||||||||||||||||||||||||||||
Copyright (C)2015. しぐさ・癖・見た目でわかる性格・恋愛心理・深層心理. All rights reserved. |