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人と話すときに、相手の脚を見ている人はあまりいません。逆にいうと、人は話すとき、表情や手の動きには気をつかっている人でも、脚にまでは気が回っていないものです。そのぶん、脚には人間の本音が無防備に表れるといえます。
座っているとき、脚がガタガタ動かして貧乏ゆすりをかる人は、不安を抱えているケースが多いです。 人は、不安や焦りを感じたとき、小さな刺激を繰り返し受けると、精神的な緊張が和らぎます。それが、無意識のうちに貧乏ゆすりとなって表れているのです。 指でテーブルをコツコツ叩いてもいいのですが、それだと人目につきやすいです。そこで、目立たないテーブルの下で脚をガタガタ動かすのです。とくに、人目を気にする人は、よく見られるクセです。 アメリカの心理学者ロバート・ソマーによりますと、貧乏ゆすりは、相手に対する拒否のあらわれでもあるといいます。人は、他人に必要以上に心のなかに入り込まれたり、体の近くに寄られると不安になります。それが、脚や爪先を動かす貧乏ゆすりとなってあらわれるといわれています。 脚の組み方からも、心理状態を読むことができます。とくに、女性の場合、心理状態と脚の組み方は深く関係しています。
★ まず、脚を深く組んで座る女性は、自己防衛心が強く、周囲を拒絶しようという心理状態にあります。女性がそういう姿勢で座ったときは、男性からの誘いに乗る可能性はまずないと見ていいでしょう。両脚をしっかりと閉じている女性も、男性を拒絶する気持ちが強いです。 ★ 逆に、脚を強調するように組んでいる女性は、男性からの誘いを待っています。声をかけるなら、このタイプが成功する確率は高いでしょう。 ★ 脚を組まず、両脚を軽く開いた状態で座っている人も、男性に対して開放的である場合が多いです。とくに、脚を左右に動かしている人は、その傾向が強いです。 家族や同じグループのなかで、誰がいちばん力を持っているかを知るのにも、脚を見るのは効果的です。「ボディ・ランゲージ」の著者J・ファストによると、 ★ 母親の力が強い家庭では、母親が脚を組むと、その夫も脚を組み、やがて子供もも組むようになるといいます。人は、無意識のうちに、その集団でもっとも力を握っている人物と、同じような行動をとるというわけです。 一見、夫が主導権を握っているような家庭でも、もし奥さんのほうが裂きに脚を組み、夫がそれに習うようななら、その家のボスはじつは奥さんと考えていいでしょう。
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