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恋愛シーンにおいて、視線は重要な役割を持ちます。好ましい人からの熱い視線は恋愛の始まりを予感させるし、逆に、熱い視線を送っても相手に無視されたときに、この恋愛は進展しないのだと納得せざるを得ません。 もともと、視線は目の動きによって認識されるものですが、相手の目が自分に向けられているのか、それとも自分以外の人に向けられているのか、それを認識できるのは、白目があるからです。
当たり前のようですが、白目は人間だけの特徴で、目と目で会話をするという高度なコミュニケーションが図れるのも、このおかげです。 白目の部分は視力とはまったく関係なく、ほとんどの動物は白目のない丸いボタン状の目をしていますが、ものを見るためにはそれで十分なのです。にもかかわらず、人間にだけ白目があるのは、視線の方向を読み取るためです。 「目は心の窓」といわれるように、目の動きは心の動きを映し出してくれることがあります。そして、私たちは、しばしば相手の目の動きを観察しては、いろいろな感情や、そこに込められた意味を読み取ろうとします。
「相手の心を読み取りたい」「相手の真意を知りたい」と願うときに、視線は自然にその人物に向けられることになります。つまり、視線を向ける者と視線を向けられる者との間には、優劣関係が存在するのです。 特別な例外を除いて、視線は下位の人間から上位の人間に向けられます。その逆はほとんどないのです。これをよく、「眼中にない」という言い方をします。
恋愛においても上位・下位は存在します。いうまでもなく、好意を持たれた側が上位であり、好意を持った側が下位になります。 「恋愛に上位も下位もない。そんな考え方は不遜だ」と異論を唱える人もいるかもしれませんが、ここでは「愛」そのものを論じるのではなく、恋愛の際に起こりうる心理の上下のことを指しています。 下位にいる人の目は、上位にいる人の反応を探ろうとして、常にその人に向けられます。人を好きになってしまうと、その思いを気づかれまいとしてさりげなく装おうとしますが、その視線は、好きになった人を無意識のうちに追ってしまうのです。これは、好きになったときに起こる当然の反応です。 しかし、なかには、自分が下位に位置することを極端に嫌う人がいます。「好きになったほうが負けだ」と思っているのか、頑なに自分の気持ちを隠したがるのです。この傾向は男に多いようです。
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