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アメリカの自動車メーカーが行った調査によりますと、技術的な説明をされるときに好印象のエンジニアは細面、そして印象の良いセールスマンは丸顔だったそうです。 後光効果(ハロー・エフェクト)によって、美人やイケメンは能力までも高いと思われる傾向がありますが、顔の美醜の尺度というのは曖昧なもので、時代や文化によってまったく異なります。 では、現在、好感を持たれるのはどんな顔なのでしょうか。 ある心理学者の調査によると、丸形が一番好感度が高く、次は四角形、次は逆三角形の顔だったようです。ところが別の調査では、丸顔の人は全体のわずか7パーセント程度しかおらず、しかも年々減る傾向にあるようです。 それに対して最も多いのが、いちばん好感度の低い逆三角形の人で、全体の40パーセント近くを占めているということです。 ところで、印象に最も影響を与える目は二重で、大きく目尻が下がっていると好感度が上がります。また、目と目の間の距離は35ミリ前後が平均で、これより狭くなると神経質という印象を与え、広くなると派手で外交的な印象になります。 また、口角は上がっていると好感度が高くなり、小さな口はない公的、大きな口は外交的という印象を与えます。 ★丸顔の好感度が高い理由として考えられるのは、「ベイビネス」という概念です。ベイビネスというのは、赤ちゃんらしさという意味で、具体的に言うと、丸い顔、丸っこい体形、全身に対し頭が大きいなどの特徴をいいます。 アメリカの動物行動学者コンラート・ローレンツによると、ベイビネスの特徴を備えた人に出会うと、「かわいらしい」「保護してあげたい」という欲求が生じるということです。 いわゆる母性本能のようなものですが、女性だけに備わっているものではなく、男性にも同じように見られる反応です。 どんな場合にも、できは悪いが憎めないという人はいます。その人のことを思い出してみてください。おそらくベイビネスの特徴が備わっているはずです。 |
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