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落雷などで停電になると、電気のない生活を余儀なくされます。停電のときなどは、暗い部屋で食事をしたときの印象はどうだったでしょうか。 そのとき食べたものがたとえ大好物であったとしても、とても味気ないものだったはずです。これは、部屋の暗さとともに、不安感が生まれ、なかなか味を楽しむといった気分になれないからです。 このように、不安が私たちの心理に与える影響は想像以上に大きく、逆に、その不安感を上手に利用すれば、相手をコントロールすることもできます。
初対面の人同士が話を始めたときに視線をそらすのは、心理学的には二つの意味があります。 @ ひとつは、「これから言うことに神経を集中する」という意味です。 A もう一つは、「相手を自分のペースにはめよう」という戦略です。 とくに男女間の場合、視線をそらされたほうは相手の心の動きが気になるはずです。「もしかしたら、オレの言ったことが気に障ったのだろうか?」「他に好きな人ができたのでは?」などと強い不安を感じ、完全に相手のペースに乗せられてしまうのです。 そこで、相手の気持ちを引きたいときには、会話中にフッと視線をそらしてみると効果的です。 交際後、まだ間もないガールフレンドを旅行に誘う場合、相手の不安を利用するのが、頭のいい心理作戦です。 その方法はいたって簡単で、「今度の連休には、○○さんも△△さんも、みんな旅行に行くんだって」と話すだけでいいのです。 私たちの心の中には仲間はずれになりたくないという心理があり、「みんながやっている」という言葉に弱いのです。 「相手を自分のペースにはめよう」というしたたかな戦略がある人は、「人間は、みんながやっているという言葉に弱い」ということを心得ておきましょう。 |
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