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目の前にいる人が好ましいか人がどうか、愛することができる人かどうかを判断するとき、私たちは、まず視覚を活用するでしょう。目から入る情報は多岐にわたるため、判断材料が豊富だからです。
次に視覚のほかに活用できるのは、聴覚しかありません。人を判断するときには、外見と同様に、声や話し方が決め手になるケースは少なくありません。聴覚による心理分析は、私たちが思っている以上に決定的な力を持っているのです。 それでは、それ以外の触覚、嗅覚、味覚はどうなのかといえば、これらの五感は相手に近づかないと確認できないものであり、少なくともすでに恋人状態になっていないと確かめられないものです。 触覚は触れなければならないし、嗅覚はキスできるぐらい近づかないと口臭までわかりません。さらに、味覚なら、キスが許されて、はじめて味を知ることができるのです。
相手が耳を傾けてくれて、さらに魅力的だと思わせるには、まず、「伝えたいことがある。だから自分の話を聞いてほしい」と心から願うこと、そして聞き手の反応に敏感になることです。聞き手がいるからこそコミュニケーションが成り立つという基本を忘れてはならないのです。 @大きすぎる声ではダメ また、声の大きさにも留意が必要です。聞き取れないほどの小さな声では、相手に神経を使わせます。その結果、イライラさせてしまうことにもなりかねません。 大きすぎる声も避けたいものです。大きな声は、相手を圧倒しすぎて不快にさせ、また、無礼です。 内容を伝えるためには、はっきりした声で話すことは最低条件ですが、ことさら大きな声で話す必要はありません。工夫するなら、「ゆっくり」を心がけることです。 A ゆっくり話すと落ち着きが感じられる ゆっくり話す人の話を聞いていると、聞いている側の心も穏やかになり、しかも、一言一言がしっかり耳に残るので、相手に理解されやすい。男性であれば男らしい落ち着きを感じさせ、女性であれば女らしい優しさを感じさせます。 恋人たちが愛を語るときは、例外なく「ゆっくり」です。愛を語るにふさわしい人かどうかを、ここで判断される可能性もあります。 B 声の高さもポイント そして、意外なポイントとなるのが、声の高さです。生まれ持っている声質にも関係しますが、感情的になると声のトーンは急激に高くなります。そのために、落ち着きがない、怒りっぽい、信頼できないなどのあく印象を植え付けてしまうのです。 低い声は、それだけで落ち着きと信頼を感じさせ、もともと声質の高い人は、ふだんから少し低めの声を出すことを心がけたほうがいいでしょう。 ただし、自分で聞いている自分の声と、他人の耳に届いている自分の声とではかなりの開きがありますので、自分の声を録音して聞いてみるのもいい方法です。 いずれにしても、耳に心地良く響く声の持ち主は、多くの人に愛されるのです。
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