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人生を「立つ、座る、寝る」の三つに分けると、仕事と時期にもよりますが、若いうちは「座る」時間が一番長そうです。 たしかに食事の時間、飲む時間、車や列車に座る時間を合計すれば、相当長そうです。 近頃はじっと座っていられない多動性の人も、相当ふえているようですが、落ち着きを観察するには最高の見方でしょう。
いわゆる貧乏ゆすりは、座りながら、膝を小刻みに揺さぶる様子をいいますが、これは「木をゆさぶって葉を落とす」ことになるといって、昔から財産を失う男として嫌われてきました。 そんな昔の言い伝えはともかく、目の前で膝をガタガタゆさぶられると、相手は落ち着いて話もできません。結局、商談も台なしになるというので、成功しない男と烙印を押されたのでしょう。 それに似て、椅子を回したり、立ったり座ったり、キョロキョロ、落ち着きのない目つきをする男たちは、上司からもいい評価を受けられません。 もしかするとあなたは、自分が気にしなければいいんだ、と深く気に留めないかもしれませんが、実際は大違いです。ほとんどの仕事は、一人ではできないのです。人によっては、グループ仕事が中心かもしれません。 かりにあなたの彼が、落ち着きのないタイプであったら、あなたも一緒になって、直すべきです。
この貧乏ゆすりは、性格でなくクセです。「癖」は、やまいだれをとるとわかりますが 「かたより」「偏屈」という意味です。 だから、このタイプは単に貧乏ゆすりだけでなく、ふつうの生活でも頑固であり、ときに変わっています。 恋愛、結婚とまったく関係なくても、このタイプの男性がそばにいたら、警戒しましょう。あまり近寄ってほしくない男性です。
職場や仕事の場では、落ち着きのある男性が、上りのエスカレーター、つまり出世コースに乗っていきます。若いうちは、こまねずみのように、くるくる働く男性が便利に使われます。周りからも「よく働く」といって、かわいがられるでしょう。 しかし気がつくと、いつの間にか、どっしり座っていた男が、彼らを追い抜いていきます。 それはなぜでしょうか? 男性社会では、年齢が上になるにつれて、対外折衝が多くなり、足を使うだけでなく、頭と腹を使わなければなりません。腹とは柔軟性と決断力であり、こういった落ち着いた態度が求められるようになるのです。 できれば、そういう角度から、男たちの仕事というものは見直してみましょう。もしかすると、彼の選び方が大きく変わるかもしれません。
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