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性的欲望というのは、人間の基本的な欲望です。 異性に対してどんな感じ方、考え方を持っているか、その人の異性観を知ることは、性格、無意識の欲求、コンプレックスなどを知るうえで、とても重要な手がかりになります。 そのために、まず着目すべきことは、異性の好みや結婚相手を決めるときの選び方でしょう。 ★ここでは、「サド・マゾ関係」の男女がうまくいく心理についてご紹介しましょう。
人は異性のなかに自分の持っていないものを求める傾向(相補性)がありますが、なかにはこの原則が当てはまらないケースもあります。 男っぽい男性は一般的に女らしい女性を求めますが、男勝りの女性の場合は、原則どおり女性的な男性を求めるケースと、自分をしのぐ超男性的な男性を求めるケースに二極化するようです。 また、背のあまり高くない男性が自分よりさらに背の低い人を好むケースもあります。この場合、その男性に背の低さに対する強いコンプレックスがあると見て間違いないでしょう。 しかし、このように相補性でない関係の男女は、些細なことがきっかけで相手が「鼻につく」ようになるなど、関係の安定性に欠けるところがあるようです。
その点で考えると、他人に肉体的・精神的苦痛を与えることで性的快感や満足感を得るサディズムと、他人から肉体的・精神的苦痛を与えられることで性的快感や満足感を得るマゾヒズムは相補性を持っています。 しかも、本質的な部分において共通の性癖を持っているとも言え、とても安定した関係と思われます。 サディズム傾向があり支配欲の強い男性が、どんな命令に対しても柔順に従う人形タイプの女性を好み、マゾヒズム傾向を持つ男性が強い女性を好むのは当然ともいえ、しかもふたりはとても強い絆で結ばれる可能性が高いわけです。 ★ちなみにフロイトは、幼児期に母親の乳首を噛んだり、親の命令に反抗して排便を行ったり我慢したことへの快感が、成人になってサディズムとしてあらわれると語っているようです。
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