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初対面では、なかなか気を許せず、一気に親しくなることは難しいものですが、それでもちょっとした心理テクニックを使えば、相手の気持ちをリラックスさせることができます。 ここでは、その心理テクニックについて紹介しましょう。
家に来客があった場合、また、パーティーの席などでは、ホストは、「どうぞ膝を崩してください」と先に客に声をかけます。 ホストが先にリラックスすれば、周囲の人間も同じようにリラックスできるものです。これはビジネスの席でも同じです。 初対面でも、ある程度時間が経過すると、打ち解けた感じになってきます。その際は、最初の姿勢とは違った姿勢をとるのが効果的です。 いつまでも最初と同じ姿勢では、初対面での緊張感は解放できないまま、お互いの関係を緊張のなかに閉じ込めてしまうことになるからです。 そこから一歩進んで相手とのやりとりを深めるには、こちらのほうが先に武装解除することが大切なのです。 たとえば、相手がかしこまったままだから、自分だけリラックスしては失礼にあたると、こちらも同じようにかしこまっていれば膠着状態です。 そこで、こちらがリラックスした状態になれば、相手も自然に心を開いてリラックスすることができます。 こうして、その場の雰囲気づくりを積極的に行えば、コミュニケーションも自分のペースで行うことができます。 対人関係は相互的なものです。相手の出方を見て動くのではなく、自分がリードしながら先導的相互コミュニケーションを展開するように心がけることが大事です。
さほど親しくない相手から、「個人的なことで少し相談に乗ってほしいのですが」といわれたら、あなたはどう思うでしょうか。 信用されて相談をもちかけられたことをうれしく思うでしょうか。それても個人的な相談は少し気が重いなと感じるでしょうか。 おそらく両方ではないでしょうか。その場ですぐにノーとは言わないでしょう。 私たちは、顔見知り程度や初対面の相手とも、少し話をすると、住まいや家族のことを尋ねるものです。そして、相手と親しくなるともっと相手のことが知りたくなるし、相手のことを知るともっと親しみが湧きます。 つまり、相手のプライバシーに関する知識は親しさを増し、相手を受け入れるほど深くなるわけです。特に、身の上話ができるのは、とりわけ親しい仲ということになります。 ですから、ふだん差し障りのない話しかしていなかった相手から個人的なうち明け話をされると、相手のプライバシーを共有したいという意識から、急に親しみを感じるようになるのです。 打ち明け話は、プライバシーの自己開示で、自己開示することにより好意が生まれるのです。 仕事上であれ、個人的であれ、この人と思う相手には、思い切って自己開示をしてみましょう。それを機に、さらに一歩進んだ親密な関係になれる可能性は大です。 |
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